ずっと前から新社会人の基本として言われてきた報告・連絡・相談の重要性ですが、最近はかなり様変わりしているようです。
調べてみたら面白かったのでまとめてみました。昔の考え方ではもうダメだなぁと感じます。
ほうれんそうに関する様々な意見をみていただき、何が重要なのか、皆様に考えるきっかけになれれば幸いです!
- ホウレンソウを復習したい方
- ホウレンソウがカオスってどういうこと?って思った方
- 会社の朝礼や雑談のネタが欲しい方
- ホウレンソウに悩んでいる上司や部下の皆様
ほうれんそうは放置・連休・早退 まじか!
Twitterでこのツイートを見かけました。
放置・連休・早退
twitterより
ほうれんそうといえば報告・連絡・相談のイメージしかなかったのですが、この解釈、一周回って正しいですよね。真面目な方には是非守っていただきたいです。
ほうれんそうって何だっけ? そう、これこれ・・・てあれ?
ほうれんそうの本来の意味を調べてみようと思ったんですが、最近は色々と変わっているようです。

「ここで行き詰まりましたが、これを打開するためにこういう方法を考えました。この方向で取り組んでいいですか」、あるいは「こういうやり方にすると結果はもっとよくなると思います。このやり方を採り入れていいですか」などと「確認」し、それに対して上司がオーケーサインを出す。
そうすることによって、人材は育っていくのではないでしょうか。つまり、「ほうれんそう」よりも「かくれんぼう(確認、連絡、報告)」という考え方のほうが好ましいといえるかもしれません。
週刊女性PRIMEより
おお、報告ではなく、確認にレベルアップですね。「自分で考えて実行する人間にする」という目的だそうです。
おいおい、違う野菜出てきたよ・・・
そしてしばらく探しているうちにホウレンソウ以外の野菜があることを発見しました。

記事内で取り上げられたツイートも貼ります。
ホウレンソウの他にコマツナ、キクナ、チンゲンサイが出てきました。
記事内の「専門家」っていう表現も気になるところですが、どれもなるほどなぁと思わせる内容ですよね。コマツナ=スルーパスって感じで好きです。まぁ私はやられる側ですが・・・。新人さんへの教えとしては正しい。
雑草にもなる模様
そしてほうれん草は雑草になります。

記事内では報告と連絡はムダではないか?と問い、下記のように述べています。
だから雑談をしているうちに相談になるくらいがちょうど良い。そもそも相談と雑談は明確に分けることは難しい。相談の時間と雑談の時間を意識して分けて誰も話はしていない。
そこで、そうした雑談と相談のことを合わせて「ザッソウ」と呼ぶのはどうだろうか。これまで非公式なコミュニケーションだった仕事を進めるための相談を兼ねた雑談に、新しく名前をつけることで公式の共通認識にしてしまうのだ。
現代ビジネスより
いやーこれも共感できます。雑談ばかりではいけませんが、雑談の中から業務を進めるヒントやアイデアが出てくることが多いですものね。
ホウレンソウの「おひたし」は見方を変えた良い言葉
ほうれん草がおひたしになったそうです。
ホウレンソウは部下に求める者に対して、おひたしは上司が気を付けることのようです。

「お」:怒らない
「ひ」:否定しない
「た」:助ける(困り事あれば)
「し」:指示する
オトナンサーより
部下に求めるだけではなく上司にも気を付けてほしいですね。正直これができている上司を見たことがないのですが・・・。
Twitterでもこんなツイートみたことがあります。
確かに部下はおひたしを求めています!全部やらない上司いますよね・・・。
どうやらほうれんそうは野菜シリーズになった模様
面白いなーと色々見ていたら、野菜シリーズとしてまとめておられる方を発見!

でも野菜シリーズだけではありませんでした。
一番初めのかくれんぼうもありましたし、ほかのことに言及する方もいらっしゃいました。紹介します。
ソラアメカサという考え方
実際に起きている問題を整理したうえで、今後どうすべきかの判断を相手に伝える方法として、「ソラアメカサ」というのが以下の記事に紹介されています。
ソラ「空を見ると曇ってきた(事実)」
アメ「雨が降りそうだ(解釈)」
カサ「傘を持っていこう(判断)」
A:「報・連・相」の場合
「お客様からのクレーム状況についての調査が完了しました(報告)」
「先月、お客様から10件のクレームがありました(連絡)」
「2ヶ月前と比較して、クレーム件数が倍増しているようですが、どうしましょうか?(相談)」B:「ソラ・アメ・カサ」の場合
「先月のクレーム件数を確認したところ、お客様から10件のクレームがありました(ソラ:事実)」
STUDY HACKER より
「この数字は、 2ヶ月前と比較すると倍の件数となっています。おそらく、先月新商品を発売したことが原因だと考えられ、今月も増加か横ばいになると予想されます(アメ:解釈)」
「一度、クレーム内容を精査し、先月の新商品の問題点を探りたいと考えていますがいかがでしょうか?(カサ:判断)」
「かくれんぼう」と近い話で、自分で判断した後確認してもらう、ということを重要視されていますね。
ホウレンソウは不要!?
ホウレンソウは不要にして、うまくいっている会社もあるようです。

「それだと、社員一人ひとりの問題解決力や判断力は、いつまでたっても育たない。ホウレンソウがないからこそ、自分たちの頭で考え、行動し、その結果を自分なりに分析できる『プロ社員』に近づけるわけや」
「指示待ち社員」が1万人いる会社より、自分で考えて動く「プロ社員」が1000人いる会社のほうが儲かる。ホウレンソウ禁止は、そういう「人を育てる」ための大きな戦略のひとつだったのだ。
東洋経済オンラインより
ホウレンソウを色々変化させて、社員に考えさせようとするのとは全く逆の発想ですね。両方とも人を育てるという目的は一緒なのにやっていることが逆とは・・・。
要はほうれんそうだけじゃダメってこと 正解はいろいろ

私は30代後半ですので、ホウレンソウは少し叩き込まれた口です。しかし新しい考え方でも納得できます。
色々な新人や先輩方を見て思うのは「人によって指導方法って変えないとダメ」だよねってことです。
それぞれの組織や人に合った方法をとるのが一番です。
みんなが思っている根っこの部分は「いい仕事がしたい」と思っていること。最終目的は一緒なのですから、自分たちの組織に最適なものを選んでほしいです!
機械設計者はチームで仕事をすることが大前提。特にホウレンソウが必要です。いろいろなホウレンソウの形を学習して、みんなでいい仕事して、日本を盛り上げていきましょう!
まとめ
ホウレンソウの世界は、すでにカオス
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