機械設計に関する雑記です。
材料の各温度における引張強さと降伏点の求め方(目安)
サトー 知っている人は常識ですが、忘備録や新材料採用における考え方として、いいなと思ったので記事にしようと思います! 材質を変えた時や、いつもより高温の環境で使用する場合の材料強度心配じゃないですか?? 普通でしたら、その温度の環境を用意し...
締め付けトルク ばらつき、測定方法を踏まえて決め方を解説
Aさん ボルトなんて感覚で締めておけば良いでしょ!長年こんな感じで締めてきたし問題ないはず! Bさん 締め付けトルクよくわかんないけど、インターネットから適当なトルクの表を探してその数値にセットしてトルクレンチで閉めればオッケー! サトー ...
関数電卓の単位が変だ!モードが変だ!の対処法 修正するには機能を理解
関数電卓、つかってますか?機械設計の方は業種にもよると思いますが、私はほとんど使いません。関数電卓でできることはPCでも大体できますし、PCであれば記録に残って使い回しも可能になりますので、同じように時間をかけるのであれば関数電卓はあまり使...
単位系について SIを整理してみた MKS単位系やCGS単位系も解説
よく聞く単位系の話、たまに混乱します。今回、自分の忘備録として整理しました。 単位系については歴史的背景などありますが、とりあえず国際単位系 SIをざっくり素早く理解できるようにまとめてみます。 国際単位系 SIを理解するとその他の単位系も...
技術継承に絶対的正解はない マインド共有、統一の大切さと実行方法についての提言
技能継承は大事であるとか課題であるとか、仕事をしているとよく耳にします。技術継承は普遍的な正解のない問題なのでしょうね。なぜ正解がないか、私は人が絡むからだと考えています。数学の方程式などとは違い、人によって正解が違う=組織によって正解が違うのが技術継承。私だったらこうするという意見をまとめてみました。
鋳物について 作り方、設計上の注意点、鋳肌の基準などを解説してみた
私は機械設計業界にいて、日常的に木型をつかって鋳造する鋳鉄製の部品を扱っています。機械設計者が鋳物を扱う上での留意点、材料特性、カタチの限界、肉厚、鋳物と3DCADデータ、鋳造品の寸法公差(JIS B 0403-1995 )、基準位置決定方法、応力除去焼きなまし(ひずみ取り焼鈍)、鋳物費用の内訳、品質の担保等について、書いてみました。
技術士法を分かりやすい言葉にしてみた (技術士法とは?)
技術士法は技術士であれば理解必須の事項であると思いますが、漢字が多い、長文な割に内容が少ない、一文が長く、主語述語が分かりにくい、って感じで私が最も苦手とする文章の形体です。そんな技術士法を、導入の意味で簡単にしてみました。技術士法とは何か、試験勉強を始めたばかりの人にお役に立てるのではないかと思っています。
機器の設計温度の決め方
機器の設計温度を決めるときに考慮しなければいけないことをまとめてみました。まず、設計温度そのものの定義を確認しながら、考えるべき要素(材料強度、耐熱温度、クリアランス)について触れていきます。
キーの締結について色々疑問がある(検証方法など)
機械を設計する時、回転するものの締結に対して使うことのあるキー。このキーについて、わからない部分が結構あります。キーの加工についての検証方法に触れながら、不明な点と自分の考えを並べてみました。設計するときに参考になれば幸いデス。
JISってどう使うの? 〜〜機械設計者はこんな感じ〜〜
学生さん、機械設計の仕事を始めたばかりの方、JISっていろいろきまっているけどどんな時にどんな風に使うのかよくわからないって人いるんじゃないかなとおもってます。どんな感じてJISって使うかの概要がざっくりわかるように書いてみます。また、機械...