機械部品の名前のつけ方(随時更新)

機械設計

 機械設計者って自分の設計した部品の名前をつけるのに結構悩むのですが、ちょっと調べると、そんなことを考える暇があるなら別のことをやりなさい!時間もったいない!みたいな論調が多数見受けられます。考える暇をなくすためにネットで調べているのに…。「適当に考える」が一番難しいですよね。。。 

 そこでそんな皆様にヒントとなるように、自分の経験で使っているものを並べました。もちろん「そんな使い方はしない!」「なにいってんだ!」みたいなご指摘があることは承知していますが、あえて挙げてみますのでご参考まで! 

スリーブ 

 「そで」という意味の単語ですが、電線業界では配線を通す管のことを言うらしい。 機械(というか私)の場合は、薄肉円筒状のものを指す場合が多いですね。 

ピン 

 丸くて細いものを指します。穴は開いていないイメージ。 小さな中実円筒。 

シャフト 

 ピンが大きくなり、かつ回転して使う機械部品を指すことが多い。回転しても小さければピンということもあります。 

ローター 

 シャフトに何かしらの機能が追加されていているイメージ 。シャフトにプロペラやギヤ、モーターの磁石などが取り付けられているとローターということが多い気がします。 変な想像をしてしまいやすい部品名称なので個人的にはあまり使いたくない。 

ブラケット

 メインの機能を発揮する部品を取り付けるための部品のイメージ 。例えば回転するドリルが会ったら、それを支えている部品全般をブラケットって読んでもいいかもしれません。

 私が設計したことある機械だと、板材やチャンネルとかの鋼材を溶接して作っているイメージ。 

プレート 

 一番多い名称かも。板状のものなら何でもプレートと呼びがち。 差別化を図るため、○○プレートとすると個性が出ますよね。 ベースプレート、マウントプレート…

ブロック 

 立方体、直方体の部品。中身は詰まっているか、機能的な穴をマシニングセンターをつかって 開けているイメージ。 

サポーター(サポート) 

 何かを支えている部品。まんまですな。パイプサポーター、フランジサポーター等 。○○サポーターという使い方をよくしてます。 

フレーム

 四角い枠状のもの。荷重やバランスを支えるうえで重要な骨組みに当たる。溶接でできているイメージが多少ある。ブラケットと同じ使い方。 

マウント○○ 

 何かを取り付ける部品。マウントブロック、マウントプレート等。 

ステー 

 直訳では「支え」。角度を維持して支えるものに使うそうです。 

ベース

 台座。下の方で支えている部品に使ってます。 

レール 

 何かを水平に動かすときに下にひく部品。 

アーム 

 荷重を支える片持ち部材。ショベルの先端の方の腕のことをアームといいます。 

ハブ 

 つなぎ目と訳すのでしょうかね。おもにシャフトに何かを連結させるための軸状のものをいます。 

ボス 

 突起と訳すそうです。イメージとしては円形上のもので軸方向に突起がある形状のものを指します。 

スペーサー 

 2つの部品のスキマに入れる部品を指すことが多いです。薄いものから板、円盤までなんにでも使用しています。 

ケース

 メインの部品を納める部品を指すことが多いです。ギヤケース等。 

カバー 

  これもケースと同じですが、ケースよりも小さい部品でふたみたくするのにカバーとつけることが多い気がします。 

ボディ (2020.7.29 追記)

ケーシングなどと同じように、胴体部分を指す名称です。

ポート (2020.7.29 追記)

意味はシリンダーの穴や出入り口を指します。何か接続する用の部品名に。

ロッド (2021.2.17 追記)

直訳は「棒」ですね。細長いもの全般に使える便利な部品名です。○○ロッドだと魔法使いの武器みたいですね。

まとめ

なんとなく私の業界ばれるかもw

まあいいか

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